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「海堂?かいどー?」
「……ああ、すんません……」
「なにとなにでそんなに迷ってるんだ?」
「………」
「アロエヨーグルト?ああ、三倍大きいアロエ入りってやつか」
「………」
「さすが三倍大きいだけあってアロエの食感が際立つな、食べ応えも増す」
「………」
「海堂、なぜ俺はそんなに睨まれているんだろうか」
「……食ったんすか……」
「あれ?まだ食べてない?」
「………」
「ああ、そうか、穂積さん買いだめしといてくれるから、家の冷蔵庫にあるうちは買わないもんな」
「………」
「今海堂が籠片手に悩んでいるということは、明日の朝の分がないといったところかな」
「……母さんが、カスピ海ヨーグルトとかってのにはまってて」
「ああ、自分で作って増やしていくやつかな。独特の粘り気があるやつ」
「……そうっす。…なんか、すげー量が作られてるんすよ…」
「そうなのか…、しかし穂積さんが作ったなら美味そうだが」
「まぁ…美味いんすけど…やっぱこれがいんすよ」
「うん、アロエはいいと思うよ。ちなみにこのメーカーを始めとするアロエヨーグルトにはアロエベラって言うアロエが使われているんだ」
「……へぇ…」
「火傷に効いたりするやつだね。色々効能があるんだよ。
美肌効果やダイエット効果もある…海堂には必要ないかもしれない…ああ、そうか」
「はい?」
「だから海堂は髪も肌もすべすべなのか」
「…はぁ?」
「なるほど、毎朝のアロエヨーグルトで培われたものなのかもしれないな」
「…そうなんすかね…」
「だとしたら、やはりアロエヨーグルトにまたシフトしてもらわないとな」
「え、いや、別にそんな、アンタが決意することでも…」
「どうしようか、俺の案としてはアロエヨーグルトがもたらす効能をレポートにして穂積さんに打診するというのが手っ取り早いと思うんだが」
「や、だから、アンタがそこまでする必要は…つーか、レポートって」
「そうだな、レポートだと固いな…プレゼン形式で、パワーポイントとか映像を使ってやるのはどうだろう?」
「………アンタそんな暇じゃねぇだろう」
「いや、海堂のすべすべお肌とつやつや髪の為なら」
「…髪とか肌が好きなんすか」
「………」
「………」
「かいど」
「なんでもねぇっ!」
「お、おい、海堂」
「うるせぇ」
「……海堂の、だからなんだよ」
「うるせぇっつってんだろ」
「海堂の肌が、海堂の髪が、好き」
「………馬鹿野郎……」
「俺も、アロエヨーグルト食べようかな」
「急になんすか」
「ん?いや、海堂みたいなお肌と海堂みたいな髪が手に入るかなって」
「…アンタの肌も髪も…」
「ん?」
「アンタのままでいいじゃねぇか」
「…………海堂」
「なんすか」
「俺は海堂のそういうところがたまにとても怖い」
「はぁ?」
「俺の心を掴んで離してくれない」
「…頭、打ちましたか?」
「ううん、打ってないし、正常に稼働中だ」
「そうすか」
「うん」
「そろそろ帰りましょうか」
「そうだね」
FIN
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